時空間的著作権 | P log

時空間的著作権

 今の自分と昔の自分は、同じ人でしょうか?
 法律上は、昔自分が作ったものは、とりあえず死ぬまでは自分のものですが、それでいいのでしょうか?
 「確かにあれはxxxさんが作ったものだが、往年のxxxさんがそれを持つにあたいするとは思えない」の、xxxに入る名前は、一人や二人、いないでしょうか。
 若い頃のあの人は、とても精力的で、魅力があった。それがにじみ出ていて、あれはとても良い作品だ。
 ひるがえって、今のあの人ときたら。時間と世間とその他の薄ぎたないあれやこれやで、だめになってしまった。しぼりかすとしか言いようがない。惰性で生きているとしか思えない。まるで……別人だ。
 そうでしょうそうでしょう、まるで別人、いいこと言いました。それは、本当に、ある意味で別人なのかもしれません。
 なので、それを作り終わった前後十年間に、その作品の所有権を与えるというのはどうでしょう。

 何言ってんでしょうね。後はともかく、十年前に所有権を与えるなんて、どうやるんでしょうね。極端な例を出してから論を進めるのは、反則だと思います。